妊婦さん必見!妊娠週数別のママと赤ちゃん♡

妊娠期間は十月十日(とつきとうか)といわれています。およそ10ヶ月の妊娠期間の中でママはどのような身体の変化があるのでしょうか。そして赤ちゃんはママのお腹の中でどのように成長していくのでしょうか。妊娠週数別のママと赤ちゃんの様子をまとめてみました。
1.【妊娠周期の数え方】
まずは妊娠周期の数え方から見ていきましょう!妊娠◯週と妊娠○ヶ月と二つの数え方があり少々ややこしいですが下記を参考にどうぞ!
妊娠前の生理開始日を妊娠0週0日と数えはじめ、妊娠0週6日のあとは妊娠1週0日となります。この数え方で3週、4週と続いていき予定日の39週にはいります。それでは、「妊娠初期」「妊娠中期」「妊娠後期」でのママと赤ちゃんの様子を説明していきたいと思います。
2.【妊娠初期】
妊娠初期は妊娠2〜4ヶ月(4週〜15週)です。妊娠4週目が本来の生理予定日となり、妊娠5週目では生理が一週間遅れている状態になります。このころから妊娠検査薬が使える様になるので、妊娠に気がつく人が多いかもしれません。
2-1. ママの様子
<2ヶ月>
多くの方が妊娠に気づく時期です。市販の妊娠検査薬で「陽性」反応がでるようになります。市販の検査薬だけでは「子宮外妊娠」などの異常妊娠までは分からないので、妊娠の兆候がある場合は必ず産婦人科を受診しましょう。身体の変化としては、熱っぽくなったり、だるさを感じたりと風邪のような症状が出る人もいれば、中には吐き気などのつわりの症状が始まる人もいます。
<3ヶ月>
個人差はありますが、妊娠3ヶ月はつわりのピークを迎える人が多い時期です。つわりがひどい方には辛い時期ですが頑張って乗り切りましょう。膣の感染症を防ぐため、おりものの量が増え、お腹はまだ目立ちませんが子宮が大きくなってきます。子宮が大きくなるにつれて膀胱が圧迫されるので、トイレの回数が多くなったりします。
<4ヶ月>
安定期まであと少しです!4ヶ月にはいると、つわりに悩まされていた人もだんだん落ち着いてくる時期になります。食欲もでてくると思いますが、体重増加には気をつけましょう。理想的な体重増加は標準体型の人で+7〜12Kg(妊娠10ヶ月の出産前の数値)です。BMI数値で自分の数値を把握し、理想の体重増加になるよう出産直前までコントロールしていきましょう。
今まで目立たなかったお腹もふっくらとしてきて妊婦さんらしい身体のラインになってきますのでお腹を締め付けないよう、ゆったりとした服装を心がけましょう。
2-2. 赤ちゃんの様子
・身長12㎜〜10㎝/体重20g〜100g
この時期の赤ちゃんは、妊娠7週までは「胎芽(たいが)」と呼ばれ、妊娠8週以降からは「胎児」と呼ばれます。妊娠4〜5週の超音波検査で「胎嚢(たいのう)」という赤ちゃんが入っている袋が確認できると、妊娠が確定します。妊娠6週になると「心拍」が確認できるようになり、早期流産せずに赤ちゃんが育っていることが分かります。妊娠2ヶ月〜3ヶ月は中枢神経や臓器、器官が形成される時期ですので飲酒、喫煙はやめましょう。
<早期流産とは?>
妊娠12週までの流産のことを「早期流産」と呼び、流産のおよそ90%はこの早期流産となっています。原因としては胎児の染色体異常によって引き起こされてしまう自然流産なので、受精した時点で流産してしまうことが決まっているのです。母体が原因ではありませんので悩まないで下さいね。
3. 【妊娠中期】
妊娠中期は妊娠5〜7ヶ月(16週〜27週)です。5ヶ月に入ると「安定期」と呼ばれる時期にはいります。体調も安定してきて、お腹もだいぶふっくらしてくるので周りから見ても妊婦さんと分かるようになってきます。このころから、超音波検査(エコー検査)も膣プローブ法からお腹の上から様子をみる経腹プローブ法に変わります。
3-1. ママの様子
<5ヶ月>
5ヶ月にはいると胎盤も完成し流産の確率もぐんと下がります。早い人では胎動を感じる人も出てきます。胎動を感じる時期は個人差があるので、胎動がないからといって不安にならないで下さいね。乳房も母乳を作るため乳腺が発達してきて、少しずつ大きくなってくる時期です。身体もママになる準備が始まっています。
<6ヶ月>
6ヶ月にはいると、ほとんどの人が胎動を感じるようになり赤ちゃんがお腹にいる実感が湧いてくるようになります。また、ホルモンバランスの変化で乳首が黒ずんできたりとマイナートラブルも気になる時期です。おそらくほとんどの妊婦さんが経験する悩みですが、赤ちゃんのための変化ですので受け入れましょう。
<7ヶ月>
7ヶ月では、お腹もだいぶ大きくなり張りやすくなる時期です。痛みを感じたら無理をせず休みましょう。頻繁に張ったり、出血などある場合は健診日まで待たずに先生に診てもらいましょう。またお腹の圧迫で下半身への血行不良や、冷えやむくみが原因で寝ている時にこむら返り(足がつる)をおこしてしまう妊婦さんもいます。冷やさないよう気をつけ、カルシウムの多い食事を摂るよう心がけましょう。
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3-2. 赤ちゃんの様子
・身長25㎝〜37㎝/体重280g〜1200g
妊娠中期の赤ちゃんは器官の形成が終わり、手足の骨や筋肉の発達が始まり脳が働き始める時期です。聴覚も発達し始めるので、話しかけてみたり音楽を聞かせてみるのもいいですね。羊水量も増えてきて活発に動けるようになり、羊水を飲み込んで排泄もしているんですよ。5ヶ月頃になると外性器の形成が終わり、エコー検査によっていよいよ性別が分かるようになってきます。
4. 【妊娠後期】
妊娠後期は妊娠8〜10ヶ月(妊娠28週〜39週)です。妊婦期間も残り3ヶ月となりました。大きくなった子宮に胃や臓器が圧迫され、胃もたれや吐き気、胸焼けなど「後期つわり」と呼ばれる症状が出てくる妊婦さんもいます。
4-1. ママの様子
<8ヶ月>
いよいよ妊娠後期のスタートです。8ヶ月にはいると、大きくなった子宮に圧迫されトイレが近くなったり、少し歩いただけで息切れをしてしまったりと妊婦さんは大変ですが休みながら無理をせず過ごしましょう。4週間ペースだった健診も2週間おきのペースになり、今までの検査に加え出産に向けての検査も増えてきます。子宮頸管の長さを測り早産の危険性がないかのチェックや、羊水量の検査などを行ないます。
<9ヶ月>
9ヶ月にはいると、今までお仕事をしていた方も産休にはいる時期ですね。そろそろ入院の準備をしていきましょう。入院に必要なものはお産をする病院によって違うので確認しておきましょう。9ヶ月の健診では、「ノンストレステスト(NST)」という検査が行われます。これは、お腹の中の赤ちゃんの健康状態を調べるものでおよそ40分間ママのお腹の張りの様子と赤ちゃんの心拍をモニタリングします。
<10ヶ月>
ついに臨月に突入です。出産まであと少しです!妊娠37〜41週はいつ産まれても大丈夫な「正期産」になります。妊娠40週0日が予定日となりますが初産では予定日を過ぎる事がよくあるので、焦らないでも大丈夫です。いつ陣痛がきても良いように入院の荷物をまとめておき、産院までの交通手段の確認をしておきましょう!
<病院に行くタイミング>
規則的なお腹の張りが始まったら「陣痛」です。一般的には初産の方で10分間隔、経産婦の方で15分間隔の陣痛がきたら病院に電話し、指示に従いましょう。出血や破水してしまった場合はすぐに病院に電話しましょう。
4-2. 赤ちゃんの様子
・身長41㎝〜50㎝/体重1750g〜3200g
妊娠後期の赤ちゃんは、ほとんどの器官が完成しています。9ヶ月にはいると、多くの赤ちゃんが頭を下にした頭位に落ち着きますが、この時期に逆子の場合は帝王切開での出産の場合も考えられますので準備をしておきましょう。正期産にはいると肺呼吸や体温調節など体の機能は全て成熟し、いつ産まれても良い状態です。赤ちゃんが降りてきて骨盤内へと収まると胎動も徐々に少なくなってきます。
■まとめ
妊娠中のママはつわりやマイナートラブルなど、大変なことが沢山ですよね。嫌になってしまうかもしれませんが、赤ちゃんも頑張って成長していますよ。妊娠期間は長いようであっという間に過ぎていってしまいます。私は検診時のエコー写真が毎回楽しみでした♪体重のコントロールや制限がある生活になってしまいますが、まずはママがリラックスして毎日を過ごし、ストレスを溜めないよう妊婦期間を楽しみましょう。
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